雨の音とコーヒーと。

ああ、Berlinに冬がやってきたな、と思う。ホットコーヒーが美味しい。

空は曇り肌寒い空気と人々の重くて暗い空気。

ああ、夏は最高だった。これは人々が恋い焦がれる気持ちがわかる。

いつまでも青空でいて暑くもなく寒くもなく人々はハッピーだったから

 

けど寒さは身を引き締める。ちゃんとせねば、という意識にさせられる。

年中夏模様な場所にも憧れるけど、生きるなら冬がある場所がいい。

寒さがあるから春が訪れ暖かさに愛おしさを感じ、夏には暑さを楽しむことに感謝できる。私はそういう人生を送りたい。

 

そうはいっても、1週間で15度くらい温度変化があると流石に体が追いつかなかった。

6月末に前の職場に休職宣告され、7月半ばから働かせてもらってる新しい職場を初めて休ませてもらった。

8月から新しい家に引っ越して無我夢中に仕事と遊んだり飲んだりカットモデルしたりして家に全然いなかったけど、まるまる3日間ほど籠城するのは初めてで改めてこの家の風通しの良さに驚く。

あと職場のひとたちがとても優しく心配してくれた。

 

前の投稿から一転、7月に入り素敵な大家と新しい家と最高の職場に出会えて

生活は一新して性格も穏やかになったし、使う言語も英語になった。

毎日の出会いに感謝してひとつひとつの縁を大事にするしかないし、それに生かされてる。

 

体調を崩すと普段より一層日本を思い出す。

ああ、シェアハウスだったらあの友人に物事を頼めるのにな、とか

ああ、実家だったら母が心配してお粥をつくってくれるのにな、とか。

ああ、日本にそのまま住んでたらあの優しい彼とは続けていけたのにな、とか。

ひとは弱ると、寂しさがいつも以上に強くなり、人肌や愛情が欲しくなるもので。

ここはドイツで、恋人もいなく、同居人も出かけていて。頼れるものもない。

まー全部自分が選択したことだからな、と思いながら

体調がよくなったらご飯をつくり、お茶を飲み、ぼんやりと日本のコメディを眺めて休養した。

ドイツの生活は本当に好きで、びっくりするほどストレスを感じない。

でもやっぱり私は日本人なんだろうな。雨音を聞くと少し安心するから。

 

島国生まれ島国育ちの私はやっぱり、色んな髪の毛を見れるとわくわくする

週5の仕事はアシスタントワークで週1モデルをやれる。

チリ出身の同僚が「ラテンコミュニティに声かけてあげるわよ!カットモデルしたい子なんていくらでもいるし、声かけてあげる」って言ってくれた。恵まれてる。

私は心が不安定になるとお米をたいて、サーモン買って焼いて醤油かけて海苔といっしょに食べるような生粋の日本人だけどまだまだワクワクしたいからもう少し粘ってみよう。

 

来週はビザ申請です。がんばるぞ〜〜!