ねこの森には帰れない
Berlinに来て9ヶ月くらい経とうとしている。
最後の更新から231日経っているらしい。早いよ、早すぎる。
3月半ばから働き始めた仕事場も7.8月は(契約とか労働法の関係で)休んでくれと言われたり
こうなるであろう、と計画した一年やこれからもどんどん崩される、容赦なく。
大体何かに慣れた途端に壁が発生する。壁を乗り越える疲労やストレスで体調を崩す、を繰り返す。
ビザの更新、に追随して職場や新しい家探しと。6月の後半はナーバスな感情で埋もれてた。
そんな時に谷山浩子の「ねこの森には帰れない」を聞いて号泣した。
私はまだいいひとも見つけてないし、東京への帰る道も覚えてるし、赤いきのこへの愛おしさもあるけど、私はまだ、まだ帰れない。帰りたくなかった。何も終わってない。
だけど、わりと私はタフだし縁には恵まれてるので週三ぐらいで働ける場所を見つけたし
今月の家が勉強机があるので、キーボードを打ちやすかったり勉強し易いから書類つくりやすい。
もうちょっと自分と向き合いなさい、という神さまのお告げでしょう。
昨日はLeipzig へ。
Leipzig発祥の劇場型レストランVarieteに出演する友人に会いに2日前にバスチケットをとって
数年ぶりに会った友人は何も変わらず、変わり者でとっても良かった。
昨日の続きみたいに、話してしまったけどもうちょっと色々聞きたかったな、というのをいつも後悔してる。
Varieteを運良く見させてもらえることになった。
Varieteはショーを見ながらお酒やそれに合うおつまみをつまんで友人や家族と楽しめる
Hand to Handやジャグリング、コメディ、バランス芸、、、、2時間の中でテンポよくすすむ。今思い返してもやはり夢のようだった。贅沢な時間だった。
今回のNew comer showは日本から2組、1組はyoyoの格好いいパフォーマンス。観客の拍手のタイミングが絶妙で、観客の目の肥え具合に驚く。
人が入ったダンボールに傘をぶっ刺していくマジックのパフォーマンスで、目が肥えてる観客が何が起こってるか理解できず唖然としていた。笑
見終わって、私はパフォーマンスを見ることが大好きだということを再認識した。
心にはクラウンを泳がせて言葉を使わずともひとを笑顔にさせるひとになりたいし、安心感を与える技術を持ちたい。
他人の感情や行動によって心のざわめきを起こす日々で疲れたけど私は私の技術や人柄を磨くべきだよね。
私は見るべきときに、良いものを見させてもらえて本当に有難い。
定期的にVarieteに行けるようにVariete貯金をしなきゃだね。
だからね、私はまだまだ、ねこの森には帰らないよ。